古谷 充(TAKASHI FURUYA)
Saxophone Player / Vocal / Arranger / Composer

1936年2月13日、大阪生まれ。
・京都音楽大学(現京都芸大)在学中に、アルト・サキソフォン奏者として、
ジャズバンドに参加。プロミュージシャンとしての道を歩き始める。
・北野タダオとアロージャズオーケストラ等を経て、
・1959年(昭和34年)23才で古谷充とザ・フレッシュメンを結成。
関西随一のトップ・コンボの座を占め、18年間このグループを維持した。
・1982年(昭和57年)より、ソリストとしての活動に重点をおき、
・1982年(昭和58年)リーダー・アルバム 「Body & Soul」(テイチク・ユニオン)を発表。
・1986年(昭和61年)ピアニスト辛島文雄とのDuo Projectを結成。
ライヴ・アルバム「Here I Am」を発表。・1988年(昭和63年)このDuo Projectは、
アサヒ・シンフォニー・ホールにおいて、
邦人ジャズ・ユニットでは初のコンサートを開催。
その快挙はジャズ界に留まらず、高く評価されている。
・又、ジャズ・ヴォーカリストとしても2枚のアルバムをリリース。
「Solitude」(’75年)「Touch Of The Lips」(’86年)を発表。
ヴォーカリストとしての評価も高い。
・1995年(平成7年)には第11回ツムラ・ジャズ・ヴォーカル賞特別賞を受賞。
・1995年(平成7年)12月、New York録音のCD
「古谷充In Manhattan」(キング)を発表。
このレコーディング・メンバー、ケニー・バロン(pf)北川潔(B)
ウィナード・ハーパー(Dr)らと共に、
96年2月大阪ブルーノートにて発売記念ライヴを開催した。
・1996年(平成8年)16年間在籍した(株)ミュージック・インフォメイションの
代表取締役を辞し、よりフリーな立場での活動を開始。
・1998年(平成10年)11月2日、尼崎アルカイックホール・オクトにおける
数々のコンサートプロデュースと演奏が評価され、尼崎市民芸術賞を受賞。
・1999年(平成11年)3月16日平成10年度の演奏活動と企画力が評価され、
大阪舞台芸術賞を受賞。
ジャズ・ミュージシャンとしては、初の本賞受賞者となる。
・2000年(平成12年)4月、15人の実力派ピアニストと各1曲づつ共演した
ヴォーカルアルバム「My Song Book」をリリース。
ユニークな内容が好評を博す。
・2002年(平成14年)より、追手門学院大学客員教授に就任。
・2020年9月2日、間質性肺炎増悪により死去。84歳

= 古谷充が主宰する演奏グループ =
・古谷充 Neo Saxophone Band(通称N・S・B)
若手サックス・プレイヤーとベテラン・リズム・セクションによる強力ユニット。

・古谷充 Neighborhood Big Band
NSBが母体となって発足したフル・バンド。
隣人愛を冠にしたバンド名は「音楽で、国籍を越えよう」を目指したもの。
名手、宗清 洋(Tb)を擁する、コンテンポラリー・ビック・バンド。

・古谷充 Reunion
1980年より約5年間、古谷充クォーテットの名称で全国ツアーなども果たした
パーマネント・グループの再編成バンド。
タイトなサウンドが好評を博している。

・古谷充とザ・フレッシュメン
1959年以降18年間の長い活動期間を維持したユニットサウンドの再演。
パートナー大塚善章の作品をはじめ
’50年代 ’60年代のファンキーなハード・バップを往年のスタイルで演奏。
名門コンボとしての風格が多大な好評を得ている。

= 演奏家として以外の活動 =
・作曲及び編曲・執筆活動及び講演
・番組パーソナリティ・コンサート、CD制作等の監修及び構成
・NHKカルチャーセンター講師
・尼崎総合文化センター、アルカイックホール
・オクト企画アドバイザー・コンサート
・プロデューサー・古谷充ジャズ・ヴォーカル塾を主宰・追手門学院大学客員教授